棚卸を行い、その結果を会計ソフトへ入力する目的は、売上から売上原価を引いた売上総利益(=粗利益)を計算することです。

棚卸した結果を会計ソフトの入力する方法を説明します。

毎月棚卸した後、以下のような仕訳を会計ソフトに入力をしてください。

製造業の場合はこちら

振替伝票を使います。
日付:月末

 借方金額 借方科目  貸方科目  貸方金額 
月初在庫金額※1 期首商品棚卸高 商品 月初在庫金額※1
月末在庫金額 商品 期末商品棚卸高 月末在庫金額

※1開業初年度で初めて棚卸する場合は、「0」となります。

開業初年度以降で、初めて決算の月以外に棚卸する場合は、「昨年の決算時の在庫の金額」となります。

どちらの場合も棚卸の最初の月は粗利益を把握することはできません。

入力した結果、月別の損益計算書を見てみると「売上原価」が売上に対応した本当の原価の数字になります。

損益計算書の「売上総利益」が「売上」-「売上原価」となり、本当の粗利益の数字となります。

原価率は、損益計算書の「売上」÷「売上原価」で計算できます。

棚卸を行い、会計ソフトの入力は、一か月だけでは、意味がありません。

継続して毎月の「売上」と「売上原価」と「売上総利益」との数字の関係とその変化を見ていくことが重要です。

複数の月を集計した損益計算書の「期首商品棚卸高」と「期末商品棚卸高」が大きくなりますが、気にしないでください。

損益計算書の見るべき数字は、「売上高」だけでなく、「売上原価」と「売上総利益」も重要です。

粗利益の重要性はこちら