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会計ソフトの国内シェアNo1の弥生会計ですが、日々の経理ソフトとして、弥生会計を使われている方でfreeeやMFクラウド会計などクラウド会計に乗換を検討されている方がいらっしゃるかと思います。

freeeやMFクラウド会計などのクラウド会計は、預金データの自動仕訳機能があり、使いこなせば、そうとうな経理の効率化を図ることができます。

そんな中、弥生会計は、毎年バージョンアップしており、最新の弥生会計はクラウド会計に負けない、使い方によっては、クラウド会計を超える経理の効率化を実現できる機能が備わってきています。

長年使っている方でも意外と知らない(かもしれない)、銀行データの自動仕訳機能や領収書の自動仕訳機能など最新の弥生会計の機能を使った銀行データの経理の効率化、スピードアップ方法についてまとめました。

 

1 スマートコネクトを利用した効率化

①スマートコネクトを利用するために必要なこと

スマートコネクトを利用するには弥生のあんしん保守サポートに加入する必要があります。
あんしん保守サポートはセルフプラン・ベーシックプラン・トータルプランから選択できます。
税理士事務所と契約している方は、セルフプランで大丈夫だと思います。
あんしん保守サポートの料金は、次のようになっています。
弥生会計スタンダード(部門なし):年間28,080円
弥生会計プロフェッショナル(部門あり):年間37,800円

サポートに加入していれば毎年発売される最新のバージョンアップ製品を無料で提供されます。
なお、弥生会計を初めて購入される場合には、あんしん保守サポートは1年以上無料でついてきます。
会計事務所経由で弥生製品を割引購入できる紹介制度などもあります。

あんしん保守サポート料金表

②データ取込 おすすめ度★★★

銀行の取引明細やクレジットカードの情報などを自動仕訳して弥生会計に取込むことができます。
銀行の入出金が多い企業や定型化している企業などは入力作業がかなり時短することができます。
連携方法

③スキャンデータの取込 おすすめ度★★

現金支払いの領収書が多い場合、スキャナーの利用により入力作業が時短できます。
領収書をスキャナーに読み取らせてデータ化 → そのデータを取込む → 自動仕訳という流れです。
スキャナーの読み取るスピードが早いので、現金支払が多い会社はおすすめです。

欠点として、
・別途にスキャナーを購入しないといけない(安いもので2万円前後から)
・手書きの領収書は自動仕訳できない

スキャンデータの取込方法

④CSVの取込 おすすめ度★

スマートコネクトを利用したCSVデータの取込は汎用性が高いです。
他の会計ソフトはCSVデータの取込は指定のフォーマット等、制限がありますが
スマートコネクトの場合は最低限、以下の4項目があれば取込 →自動仕訳することができます。
・日付
・入金額
・支払額
・摘要
CSVの取込方法

⑤POSレジアプリ おすすめ度★★

Airレジ、スマレジ、ユビレジ等、店舗にPOSレジステムを導入しているところに限られますが、レジシステムの日々の売上情報を自動仕訳を行い、会計データとして取込むことができます。
飲食業や美容業など、店舗ビジネスをされている方は売上の入力作業が大幅短縮することができます。

⑥弥生ドライブの利用によるデータ共有 おすすめ度★★

弥生ドライブにのデータ共有サービスを利用すれば、会計事務所とのデータ共有ができます。
メール等でデータのやり取りをする必要がなくなります。
また、弥生会計をインストールしているPCであれば同じデータを処理することができます。(同時操作は不可)
会計事務所のチェックが終わるまでの入力制限を受けなくてよくなります。

2 弥生会計18の新機能

10月より随時弥生会計18がアップデートされています。
今回の弥生会計18では待望の「仕訳一括変更」が追加されました。
弥生会計では「仕訳一括置換」と呼ばれています。
勘定科目の変更だけではなく、摘要の変更などもできます。
年度の途中に一括で科目を変更したい時に便利な機能です。
一括置換の前データを自動バックアップするところはさすが弥生です。
仕訳一括置換機能

3 他の会計ソフトとの比較や感想

弥生会計のメリット

①操作性が高い
インストール型の最大のメリットであり、各処理のスピードがとても速いです。
また、ネット環境の影響を受けません。
②実績がある
弥生会計は誕生30年と、会計ソフトの中では断然の実績があります。
会計事務所でも多く利用しているので、質問等もしやすいと思います。

弥生会計のデメリット

①クラウドソフトではない
ネット環境があればいつでも見れるという事ではなく、あくまでも弥生会計をインストールしている
PCからでしかデータを見ることができません。
会社の複数人が個々のPCで処理したいとなると料金が高くなります。
弥生会計オンラインというクラウドソフトも最近発売されていますが、小規模ビジネスを対象としており完全クラウドソフトが希望の場合は選ばれにくいかもしれません。

②スマートコネクトの処理が遅い
スマートコネクトに取込んでから仕訳として反映されるまでに時間がかかる。
操作をしたネット環境が悪かったのかもしれませんが、今後改善されることに
期待している部分です。

弥生会計の新機能を踏まえたまとめ

基本的な機能については他のクラウドソフトと大きな差はないと感じています。
昨今の弥生会計の機能強化により、これまで弥生会計を使っている方がどこでもデータを見たいという理由以外で、
他の会計ソフトに変更すべき大きな理由は見当たらなくなったという感想を持っています。

一方、操作性という点では弥生会計の方が断然使いやすいです。
結局、クラウド・非クラウドでメリット、デメリットがあるといったところです。

どの会計ソフトにも言えることですが、freeeやMFクラウド会計などのクラウド会計が登場し、ここ数年は進化がとても速くなっています。
給与計算や請求書ソフトなど、データ取込で時短できる周辺製品も多く出ています。
既存の機能を上手く使いこなせば会計ソフト間での差は大きくないかもしれませんが、
機能の把握とそれぞれ細かい機能を上手く使いこなし、その積み重ねが経理の効率化につながると考えています。

そういった問題については会計事務所が主導で、お客様を効率化の為に提案をすべきだと考えています。
今後の会計事務所には経理周辺業務の時短コーディネート能力が必然的に求めれてくると思います。

 

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