個人事業税はいくらから?【個人事業主の方必見!】

税務・節税

確定申告・税金

佐藤修一

こんにちは。税理士法人Accompany代表の佐藤修一です。

個人事業主のお客様からのお問い合わせで、
「事業税はいくらからかかりますか?」という質問をたくさんいただきます。

この記事では個人事業税がいくらからかかるのかと、その計算方法について解説しています。

結論:個人事業税はいくらからかかる?

佐藤修一

個人事業税(以下、事業税)の納付義務が発生するのは、
課税所得が290万円以上の方です。

つまり課税所得が290万円より少ない方は、事業税はゼロ円です。

事業税の課税所得とは?

事業税の課税所得とは、以下の式で算出することができます。

課税所得 =「 所得金額 - 事業主控除(290万円)」

ここで言う所得金額とは、以下の式で算出することができます。

所得金額 = 「総収入金額 - 必要経費」

計算方法

前述の課税所得に税率をかけることで、事業税の金額を求めることができます。

なお、税率は業種ごとに決められており、3~5%となっています。

具体的な計算例は、以下の通りです。

例:総収入金額3,000万円 必要経費2,000万円 小売業の場合

課税所得1,000万円(総収入金額 - 必要経費)× 5% = 50万円

事業税を少なくする方法は?

必要経費を漏れなく計上することで、事業税の課税所得を少なくすることができ、
結果、事業税を少なくすることができます。

また、特定の支出をした際に全額経費にできなくても、「家事按分」をすることにより
一部を経費とすることも可能です。

本サイトでは、必要経費と家事按分についての考え方をまとめた記事がございますので、
是非ご参加ください。

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佐藤 修一

税理士法人Accompany 代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。