
こんにちは。税理士法人Accompany代表の佐藤修一です。
この記事では「勘定科目の一つである仮受金と何か?その使い方と仕訳例」をテーマに解説します。
仮受金とは
仮受金とは、
- 後日、入金元へ返金又は他の取引先などへ送金しなくてはいけないお金の入金
- 後日、入金元へ返金又は他の取引先などへ送金はしなくても良いけど、入金内容が不明なお金の入金
があった際に使う勘定科目です。

年間500件を超える決算書を見ていますが、仮受金が用いられている決算書をみることは、年間1件みるかどうかのレアな勘定科目です!
仮受金は、「流動負債」に属する勘定科目になります。
仮受金の具体例
仮受金の具体例としては
- 間違えて入金があった
- 取引上の理由でいったん当社を経由して、入金する必要があった
- 一旦入金があったが、売上として成立するかどうかが微妙な事情が生じた
- 一旦入金があったが、売上金額の変更の可能性がある
- 売上の前受金として入金されたが、売上の取り消しの可能性がある
などなどです。
仮受金の仕訳例
仮受金の仕訳は、入金時と支払時・精算時の2つに分けられます。
入金時: (借方) 普通預金 50 / (貸方) 仮受金 50
後日、上記の入金のうち、30が当社の売上、20を返金しなければならないことが分かったとします。
30の売上が確定した時: (借方) 仮受金 30 / (貸方) 売上高 30
20の返金時 :(借方) 仮受金 20 / (貸方) 普通預金 20
売上高に振替える必要がある時は注意が必要です。
売上は、その事実が分かったタイミングで振替える必要があります。
任意にいつでも好きなタイミングで売上高へ振替えることはできません。
次の記事で詳しく説明しているので読んでみてください。
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佐藤 修一
税理士法人Accompany 代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。