Personnel evaluation人事評価・給与体系

弊所では、7月と12月の年2回の行っている人事評価ですが、どんな目的で人事評価制度を作っているのか、どんな項目や内容に対してどんな評価方法でどんな人が評価しているかについて説明しているページです。

人事評価制度の目的

人事評価制度は次の目的から作ったものです。

・今後のがんばり、成長の方向性を明確にすること
・がんばり、成長が実感できること
・トップや特定の上司の独断ではなく、色んな人の意見が加味された評価にすること
・今後の成長目標と給与がリンクすること
・売上など数字以外の行動面を重点的に評価すること
・所内業務などの貢献を明確に評価すること

これらの目的は、人事評価で次のようなモヤモヤが生じないようにすることでもあります。
頑張っているけど、実感できない、自信が持てない、給与が上がらない
今後何をどのように頑張れば良いのか分からない
自分の給与がどのように決まるが全く分からない
売上の高い=給与の高いとなっていて、スタッフ間での貢献が加味されない
○○万円稼ぎたいけど、具体的に何をしたらいいのか分からない

まだまだ完成には程遠い至らない人事評価制度です。

ただ、「お客様の満足度アップ」と「スタッフの成長」につながるような人事評価を目指し、改善している段階です。

同業から転職してきたスタッフは「ここまで明確な人事評価はなかった」と言ってくれています。

人事評価方法と給与の決定方法

年2回の人事評価を行い、年2回の給与改定、賞与支給を行います。

全てのスタッフ一律の評価方法ではありません。

スタッフの成長段階や業務内容に応じて、評価方法が異なります。

「担当20社しているリーダー職の8年目スタッフ」と「新卒で入所した1年目のスタッフ」に求める成果と成長は異なるからです。

リーダー職は、他のスタッフの成長、教育などの成果を求め、入力や申告などの基礎スキル向上は大きく求めません

ただし、新卒スタッフは、他のスタッフの成長、教育の成果は求めませんが、会計事務所職員としての基礎スキルアップが必須です。

「成果」「行動」「スキル」「思考」の4つのカテゴリーに分け、合計55個項目について1点~5点で評価します。

評価した点数を、職種、キャリアで異なるウエイト付けし、合計したものが最終「評価ポイント」となります。

評価するのは、特定の上司・部下ではなく、全スタッフが評価に参加し、一定のルールで集計したものが55項目の点数となります。

よって、トップや特定の人の判断で人事評価が決まることはありません。

「評価ポイント」によって、次の半期の給与、冬と夏の賞与が決定します。

「評価ポイント」以外の要素はないため、給与や賞与がトップや特定の上司の評価で決まることはありません。

その他、確定申告時にボーナスがありますが、別の方法によって決まります。

売上を上げないとクラウド会計が使えないと人事評価が良くならず、給与が上がらないことはありません。

スタッフによって得意分野、得意業務が異なります。

色んなスタッフが活躍でき、それを本人が実感できるような人事評価、給与制度にできるよう改善を重ねていっています。