Management経営支援
私たちが税理士事務所なのに経営コンサルティングに力をいれているのかについて説明しているページになります。
なぜ会計事務所が経営支援を行うのか?
なぜ、経営の支援を行うのかというと、税理士事務所は、中小企業の経営面に関する数字を最も近くで、かつリアルタイムに見ることができる職業だからです。
数字のみならず、経営者との対話を通して、中小企業のリアルな実態を知ることができ、個々の企業がかかえる色んな課題・問題だけでなく、ものにしたいチャンスや達成したい目標を見聞きすることができます。
時には、スピーディーに資金繰りを改善しなければ、資金ショートしてしまう企業もあったりします。
このような会計から見えてくる問題をどのように解決するのか?
また、経営者は、今後の方針や具体的なアクションについてどんな成果を期待し、どんなリスクを想定し、どこに力をいれるのかを決めていきます。
ではどのような方法・考え方に基づいて今後の経営方針やアクションを決めるのか?
これらは、言い換えると、経営者なら誰もが考える「どうやって儲けて、キャッシュフローを改善、最適化するか」についてです。
中小企業が儲かるためのフレームワーク
ここで儲かる確率を高め、失敗の確率を低くするために必要なのが、「フレームワーク」だと考えています。
「フレームワーク」とは、物事を整理、考えるための方法・ツールです。
世の中には、色んなフレームワークがありますが、ここでいうフレームワークとは、経営に関するフレームワークです。
具体的には、経営学として実証・研究されている理論やツールなどです。
例えば、以下のような経営フレームワークがあります。
・ミシガン州立大学で開発されたマーケティングの各種施策を整理するためのマーケティング4P
・ハーバードビジネススクールで開発された自社のStrengths強み、Weaknesses弱み、Opportunities機会、Threats脅威の4つの視点から自社の状況を整理するSWOT分析
・大前研一さんが自社の状況を整理するために開発した3C分析
経営フレームワークは、多種多様で内容は難解で、中小企業の経営者が簡単に使えるものとは決して言えるものではありません。
しかし、これら経営フレームワークは、過去の数多くの成功事例、失敗事例をもとに経営学者やコンサルタントなどによって開発・改善され、実務の中で成果を出してきたものが残っています。
経営フレームワークはこの世に数多く存在し、一つ一つが複雑で、使い分けが難しく、その使い方、成果は使う人によって大きく変わるなど万能ではありません。
それでも経営フレームワークを使うことで、使わない場合よりは、成功確率のバラつきを抑えることができます。
有用な経営フレームワークですが、中小企業で活用されているかと言えば、ほとんど活用されていません。
経営者のやりたいこと、勘・経験又は、成功している他社事例を参考にするなどで今後の方針・アクションを決めてしまっているケースが数多く存在します。
そして、中小企業の競合となり得る大企業では豊富なヒト、モノ、カネを使いつつ、儲かる確率を高め、失敗する確率を低くするため経営フレームワークを駆使しています。
中小企業は、失敗に耐えることができる資金的な体力は、大企業に比べありません。
経営フレームワークが成功の確率を高めるものであれば、中小企業こそ活用すべきです。
中小企業の三方よしを実現できるよう
私たちは、中小企業に、「経営フレームワーク」とセットで「経営にかかわる各種数値=会計」をベースに個々の中小企業に状況に応じ必要な改善、目指すべき成長目標設定をサポートしたいと考えています。
目標は作った後、一人一人のアクションにつながることで、成果につながります。
アクションは、その方針に対し共感性があってこそ、力強い実行につながります。
組織全体の力強いアクションにつなげるためには、根拠だけでなく、共感性を備えた方針の作成をサポートし、一人一人のアクションの実行をサポートしたいと考えています。
想定通りに最初から成果が出ることはごくまれだと思います。
成果を出すためには、ここでもアクションが大切で、失敗から学び、変更を重ね、少しずつ成果を出していく、そのためには数値面で成果を確認しながら進め、必要に応じ修正・変更していく、これは会計事務所しかできない仕事ではないかと考えています。
私たちはこれらのプロセスを通して、日々成長し、中小企業が長期的に儲かる仕組みを備えることを目標としています。