法人カードで「個人の買い物」をしてしまった場合の正しい仕訳と修正方法|税理士が解説

佐藤修一

こんにちは。税理士法人Accompany代表の佐藤修一です。

「Amazonでうっかり個人の買い物をしてしまった…

「プライベートの飲み代を間違えて法人カードで決済してしまった

経営者の方なら、一度はこうした「うっかりミス」を経験したことがあるのではないでしょうか? 

「これで税務調査が入るのでは?」と冷や汗をかく必要はありません。 正しく処理さえすれば、税務署への説明も全く問題ありません。 

今回は、現役税理士が「正しい仕訳方法」と、なぜ放置すると危険なのかをわかりやすく解説します。 

【解決策】まずはこの仕訳で修正しましょう

間違って使ってしまったものは仕方ありません。まずは会計ソフトでの修正処理を行いましょう。 

もし、自動連携などで「消耗品費」や「旅費交通費」として登録されていたら、以下の勘定科目に修正します。 

正しい仕訳例

借方勘定科目貸方勘定科目摘要
役員貸付金未払金(またはクレカ)個人利用分の立替 

解説:

個人の買い物は会社の経費にはできません。 そのため、「会社が社長個人の支出を一時的に立て替えた(=会社から社長への貸付金)」という扱いに変更します。 

クラウド会計をご利用の方へ
freeeやマネーフォワードなどでは、AIが勝手に経費科目を推測してしまうことがあります。 必ず摘要欄に「個人利用分」とメモを残し、科目を「役員貸付金」へ手動で変更して登録してください。

最も重要なのは「期末までに解消(返済)」すること

仕訳を直して終わりではありません。今後の融資審査や税務調査に影響を出さないために、以下の対応を必ず行いましょう。 

  • 社長個人のポケットマネーから、会社の口座へ同額を入金(返済)する 

これにより「役員貸付金」の残高が消え、会社にお金が戻ってくるため、会計上もクリーンな状態になります。 

なぜ「そのまま放置」は危険なのか?

「公私混同」は、税務調査で最も狙われやすいポイントの一つです。 うっかりミスは誰にでもありますが、修正せずに放置してしまうと、経費の架空計上を疑われるリスクがあります。 正しく処理を行い、クリーンな決算書を作ることが会社を守ることにつながります。 

まとめ:焦らず2ステップで対応を

法人カードで個人の買い物をしてしまっても、焦る必要はありません。

  1. 会計ソフトで勘定科目を「役員貸付金」に変更する 
  2. 決算(期末)までに、個人の通帳から会社口座へ同額を返済する 

この2ステップを徹底しましょう。 

もし、「役員貸付金の金額が膨らみすぎて消せない」「過去の処理が本当に合っているか不安だ」という場合は、決算が来る前に一度当事務所へご相談ください。 貴社の状況に合わせた最適な解消方法をご提案いたします。 

【相談無料】まずはお気軽に問い合わせください

顧問料の妥当性や税理士との契約内容に少しでも疑問がある方は、そのままにせず一度整理してみてください。

弊社では、決算書や会計帳簿をもとに、現在の顧問料が業務内容・工数に見合っているのか、見直す余地があるのかを具体的にお伝えするご相談を、初回無料で承っております。

福岡市に拠点を置いておりますが、オンライン(Zoomや電話)対応も可能なため全国どちらの地域の方でもお気軽にご利用いただけます

顧問料や税理士選びで後悔しないためにも。ぜひお問い合わせください。

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佐藤 修一

税理士法人Accompany 代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。