所得税(予定納税)を納付した時の勘定科目の選び方

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佐藤修一

こんにちは。税理士法人Accompany代表の佐藤修一です。

初めて経理をするお客様からのお問い合わせで、
「所得税を支払った時はどの勘定科目を使えばよいか」という質問をたくさんいただきます。

この記事では所得税を払った時の勘定科目(経費項目)について解説しています。

ここでいう所得税とは

  • 3月15日の確定申告時に納付する所得税
  • 9月末、11月末に納付する予定納税分の所得税

のことを言います。

結論:所得税を支払った時の勘定科目は「事業主貸」で処理をしましょう!

まず、勘定科目を選ぶ際に重要なのが経費になるかどうかです。

経費であれば、特に経費の科目の中であれば、科目を間違えても大きな問題になることはありません。

佐藤修一

なぜなら、中小企業や個人事業主の方が勘定科目が間違っているからといって、税務署からペナルティを受けることは100%ないからです。

そして、所得税は経費にすることができるかどうかというと、所得税は経費にすることができません。

9月末、11月末に納付する所得税の予定納税も同様に経費にすることはできません。

経費にできない支出は、「事業主貸」という勘定科目で経理処理します。

「事業主貸」の勘定科目と同じような性質の勘定科目「事業主借」がありますが、所得税を支払った時は、「事業主借」でも特に問題はありません。

所得税(予定納税)代を支払った時の経理処理

確定申告時の所得税、予定納税時の所得税を支払った時の仕訳・経理処理は、

(借方) 事業主貸 ××円 / (貸方) 現金預金 ××円

となります。

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佐藤 修一

税理士法人Accompany 代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。