
こんにちは。税理士法人Accompany代表の佐藤修一です。
個人事業主のお客様からのお問い合わせで、
「クレジットカードなどの年会費を支払った時はどの勘定科目を使えばよいか」という質問をたくさんいただきます。
この記事ではクレジットカードなどの年会費を払った時の勘定科目・経費項目について解説しています。
結論:経費の勘定科目であれば基本何でもいいです!

なぜなら、中小企業や個人事業主の方が勘定科目が間違っているからといって、税務署からペナルティを受けることは100%ないからです。
また、勘定科目の間違いによって銀行からの融資を断られることはよほどでない限りありえません。
特に、年会費を支払った時の勘定科目の使い方で銀行融資の結果が変わることは100%ないと断言できます。
年会費を支払った時のおすすめの勘定科目は
とは言いつつも、あまりに自由に毎回異なる勘定科目を使ってしまうと、損益計算書でを見たときに、支出が増えたり、減ったりした時にその理由が分かりにくくなってしまいます。
よって、年間費を支払った時に使うおすすめの勘定科目は
- 「支払手数料」
- 「諸会費」
です。
「雑費」にすることも考えられますが、「雑費」はあまり使わない方が良いと思います。
なぜなら、「雑費」は、勘定科目の困った時の「最後の砦」的な勘定科目だからです。
「雑費」が増減したら、その原因が分かりにくいですし、「雑費」が多額になると、決算書を見たときの印象が良くないからです。
雑費についての使い方は次の記事にまとめているので読んでみてください。

年会費の経理処理の注意点
年会費と一言で言っても、クレジットカードの年会費や色んな団体の年会費、サブスクなどのサービスの利用料の年会費など様々です。
年会費だけではなく、「月会費」も同様です。
年会費の経理処理の最大の注意点は「消費税処理」です。
ほとんどの年会費は、消費税が加算されていますが、中には、消費税が課されていないものがあるからです。
例えば
- 商工会議所の年会費
- JAFの年会費
- 業界団体の年会費
などがあります。
迷った時には、請求書などで「消費税の課税」有無を確認してから経理処理を行ってください。
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佐藤 修一
税理士法人Accompany 代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。