freee(フリー)を導入したけど入力方法がわからない・・・
freee(フリー)を使っているけど入力に時間がかかっている・・・
そんなお悩み解決シリーズ「freeeで経理効率化!」
第1回目は「自動同期と自動で経理」についてご説明します。
freeeには、「自動同期」と「自動で経理」の2つがあります。
この2つは、言葉は似ていますが、意味は大きく異なるので、まずはそれぞれの説明をしたあとに、詳しい入力方法などを説明していきたいと思います。
目次
自動同期について
まず、「自動同期」とは、freeeに預金口座などを同期・連携して、毎日のお金の動きを
自動でfreeeに取り込む機能のことを言います。
freeeで自動同期できるものは、以下になります。
・銀行(預金口座)・・・三菱UFJ銀行やみずほ銀行など、各種銀行の預金口座
・クレジットカード・・・VISAカードやJCBカードなど、クレジットカード
・決済サービス・・・Airレジやユビレジなどの決済サービス
・電子マネー・・・nanacoやSuicaなどの電子マネー
自動同期を行うためには、銀行であればインターネットバンキングのご利用、
クレジットカードであればWeb明細のご利用など、
「インターネット上で入出金情報を見ることができる」ことが必要になります。
freeeで同期対応しているものについては、
インターネットバンキングなどのログイン情報を登録することで、
自動で明細を取り込むことができます。
※明細…毎日の入出金の記録。通帳明細がfreee上にまるっと取り込まれるイメージです。
ここで、「自動同期」を行う口座についてですが、
事業用に複数の口座を持っている方も多いかと思います。
すべての口座を自動同期しようと思うと、その分インターネットバンキング手数料がかかりますし、
毎月入出金が数件しかない口座を自動同期する必要もないかと思います。
以下を参考に、連携・自動同期を行うものを選んでみてください。
・主として利用している銀行の口座
・毎月30件以上の入出金の動きがある銀行の口座
→毎月の入出金の数が多いと思うので、通帳を手入力するより早くfreeeへ登録できます
・経費の支払いに利用しているクレジットカード
→経費をなるべく現金で支払わず、クレジットカードで支払うようにすれば
現金領収書を手で入力する手間・時間が省けます
・Airレジなどのレジアプリで毎日の売上管理を行っている場合はそのサービス
→毎日の売上が自動で登録できるので、伝票などを入力する手間が省けます
自動で経理について
次に、「自動で経理」とは、freeeに取り込んだ明細から帳簿付けを行うことを言います。
freeeの「自動で経理」画面で自動で経理を行うことができます。
例えば、自動同期によって取り込まれた明細に「freee」という記載があれば「通信費で登録する」という設定を行えば、
次回同じ「freee」という明細が取り込まれたら「通信費で登録」してくれます!
毎月など定期的に同じ明細での入出金が多い場合は特に登録の手間が省けることになります。
freeeで入力を効率的に行うためには、この「自動同期」と「自動で経理」を活用することが重要になります!
「自動同期」によって通帳や現金領収書を手入力して取り込む手間・時間を削減し、
「自動で経理」によって「勘定科目を選んで登録する」という作業すらも省略・削減してしまえば
毎月の大量のお金の動きもすべて手入力するよりかなり効率的に記帳ができます!
自動同期の方法
それでは、freeeに預金口座などの明細を取り込む、自動同期の方法をご説明します。
①「口座」→「口座を登録」を選択
②同期したい銀行・カード・サービスを選択
③「登録する」を選択する
④「認証ページへ」を選択し、各サービスで認証を行う
以上で自動同期の設定が完了です。早速「自動で経理」から取引を登録してみましょう!
自動で経理の方法
「自動同期」で取り込んだ口座の明細を登録していきましょう。
①「取引」→「自動で経理」を選択
②取り込んだ明細が表示されているので、「勘定科目」を選択して「登録」
これで取引登録完了!
・・・
「借入金の元本と利息がまとめて1つの明細になっている場合はどうすれば・・・?」
「勘定科目に現金が登録できない・・・」
という声が聞こえてきたので、上記のような場合の登録方法をご説明します。
1つの明細で2つ以上の勘定科目を入力したいとき
①登録したい明細の「詳細」を選択
②1つ目の勘定科目と金額を入力
③「行を追加」を選択し、2つ目の勘定科目と金額を入力(3つ目以降同様に入力)
④すべて入力が終わったら「登録する」を選択
口座間の資金移動を登録したいとき
①登録したい明細の「詳細」を選択
②「口座登録・カード引き落とし」を選択
③「振替元口座」もしくは「振替先口座」を選択し「登録する」を選択
※freeeに登録している預金口座間での移動の登録は上記の方法で両方とも登録を行うと、二重に記帳されてしまうため、
双方「現金」で口座振替を登録されることをおすすめします。
これで取引登録が完了!
freeeで経理効率化!
・・・これではまだまだ、freeeの本領を発揮できていません。
次回「freeeで経理効率化!」、第2回は「自動登録ルール」についてご説明します。
「自動登録ルール」を使って「自動で経理」をより簡単に、
時間をかけず行う方法を身に着けていきましょう!
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佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士 佐藤 修一
中小企業の経営が従来の会計ではお金と利益が見えない悩み、ストレスや経営の現場に数値を用いるためにfreeeやMFクラウド会計などを使い、経理の効率化・スピードアップを図り、税務の面をキャッシュフローの最大化の観点からサポートしている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272