
こんにちは。税理士法人Accompany代表の佐藤修一です。
初めて経理をするお客様からのお問い合わせで、
「楽天ポイントなどを使って経費を支払った時の勘定科目は何を使えばよいか」という質問をたくさんいただきます。
最近は「ポイ活」という言葉をよく耳にするようになりましたが、
楽天やAmazonなどのヤフーショッピングなどのショッピングモールで購入金額に応じて付与されるポイントやペイペイなどのアプリの利用で付与されるポイントなど色んなところで色んなポイントが付与されます。
この記事ではショッピングモールやアプリの利用などで付与されたポイントを使って経費の支払いをしした時の勘定科目について解説しています。
ポイントを利用した場合の勘定科目はどうなる?
ビジネス利用で貯まったポイントを使って経費を支払う場合と、プライベート利用で貯まったポイントを使って経費を支払う場合では、経理処理が異なります。
ビジネスで貯まったポイントを経費の支払いに使った場合
例えば、ビジネス利用で楽天市場で貯まった1000ポイントを使って備品を購入した場合には、
(借方) 消耗品費 (課税仕入10%) 1,000円 / (貸方) 雑収入 (課税対象外) 1,000円
となります。
ポイントを使って経費を支払った場合、お金の動きはありません。
よって、何も経理処理をしなくても、税務上特に問題になることはありません。
なぜなら、経費が1000円増えて、収入が1000円増えて、差し引きでゼロだからです。
しかし、あえて上記の仕訳をすることにより、消費税の負担を少し減らすことができるのです。
1000円のポイント利用の場合、90円の消費税負担を軽減することができます。
つまり、ポイント利用額に対して約9.1%の消費税負担を軽減することにつながります。
10000円のポイント利用だと909円の消費税の軽減になります。
プライベートで貯まったポイントを経費の支払いに使った場合
次にプライベートの楽天市場の買い物で貯まったポイントで経費となる備品を購入した場合には、
法人だと、
(借方) 消耗品費 (課税仕入10%) 1,000円 / (貸方) 役員借入金 (課税対象外) 1,000円
個人事業主だと、
(借方) 消耗品費 (課税仕入10%) 1,000円 / (貸方) 事業主借 (課税対象外) 1,000円
になります。
プライベートで貯まったポイントの場合には現金で軽費を支払った時の同じように、経費が増加し、負担する消費税が軽減されます。
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佐藤 修一
税理士法人Accompany 代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。