マネーフォワードで税理士いらずの初めて確定申告のやり方｜固定資産の登録方法

この記事では、「クラウド会計ソフトでマネーフォワードクラウド確定申告で固定資産台帳への登録する方法について」をテーマに解説します。

１個当たり１０万以上の資産を購入した時には、固定資産としての登録が必要となります。

なぜなら、１０万円以上になると、減価償却費を計算する必要があるからです。

この減価償却費の計算は複雑ですが、マネーフォワードを使えば、簡単に計算することができます。

最後まで読んでいただけたら、

・マネ―フォワードクラウド確定申告でどのように固定資産の登録を行い、固定資産の管理、減価償却費の計算できるのか

が分かります。

早速ですが、固定資産台帳に登録する必要のある資産は、1個当たりの10万円のモノです。

実際の登録は「決算・申告」から「固定資産台帳」を選択し、登録を進めていきます。

次の記事で固定資産と減価償却費について分かりやすく解説しているので、良かったら読んでみてください。

次に「固定資産の追加」を選択すると、入力画面になります。

次のような入力画面がでてきます。

たくさん入力箇所があり、聞きなれない言葉が並んでいますが、ひとつずつ説明するので、安心して下さい。

各項目と入力内容と注意点は次のようになっています。

ここでは、3月20日に12万円でパソコンを購入した事例で説明します。

30万未満の資産は、購入した年に全額経費にできるため、全額経費にするやり方で固定資産台帳を入力します。

入力箇所	入力内容	注意点・補足
管理番号	入力不要です。
勘定科目	購入した資産の内容によって決まります。	自由に決めることができず、税金のルールで決まっているのでご注意ください。
資産の名前	買ったモノが特定できれば問題ありません。
取得価額(円)	購入金額を入力してください。
数量または面積	通常１を入力します。
取得日	取得した日を入力します。	正確な日ではなくても、月が間違えなければOKです。
償却方法	即時償却を選択します。	自由に決めることができず、税金のルールで決まっているのでご注意ください。
耐用年数	資産によって年数が異なります	自由に決めることができず、税金のルールで決まっているのでご注意ください。 中古の場合には別途計算が必要です。
事業共用開始日	「取得日」と同じ日付を入力します。
事業利用比率（0 – 100）%	事業の利用割合に応じて入力します。PCは事業専用なので100％とします。	自家用と兼用の車の場合は、100％以下にしましょう。申告書を見ると100％にしているとすぐに分かりますので。
事業利用のうち不動産割合（0 – 100）%	入力不要です。
期首残高（取得価額と同一額の時は入力不要）	入力不要です。
今期償却額	即時償却の場合には購入金額を入力します。ここでは12万を入力します。	定率法、定額法などを選択すると自動で計算してくれるので安心です。
特別償却額	入力不要です。
消失日(除却/売却等の日付)	入力不要です。
青色申告決算書への計上	チェックを入れて下さい。
摘要	入力不要です。

10万～30万の消耗品を購入した時に、全額経費にするか、3年分割の一括償却するか、減価償却するかのいずれから選択できます。

注意していただきたいのは「全額経費」にすると、かえって税負担が多額になってしまうことがあることです。

税負担を少なくするための方法は次の記事で解説しているので参考にしてください。

また、難しいのは、固定資産の勘定科目を決めることと、耐用年数を決めることです。

普通者の耐用年数は6年、軽自動車は4年と税金の法律によって定められており、自由に設定することはできませんのでご注意下さい。

次の記事で固定資産の耐用年数を決め方をまとめているので良かったら読んでみてください。

また、中古車など、新品ではなく、中古の資産を購入した時は、耐用年数の計算が別途必要となります。

次の記事では、中古車の耐用年数の計算方法、計算シートがダウンロードできますので良かったらご活用ください。

登録が完了すると、次のように仕訳が自動で作成されます。

便利ですね！