経営者が通うジム代は経費になる?勘定科目は何がいい?

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経営者が通うジム代は経費になる?勘定科目は何?
佐藤修一

こんにちは。税理士法人Accompany代表の佐藤修一です。

健康増進への取り組みに注目が集まる昨今において、

ジムやパーソナルジムに通っている経営者の方は増えているではないかと思います。

今回は、社員やスタッフの方ではなく「経営者自身」が通うジム代が経費になるのかどうか、

また、勘定科目は何になるのかについて解説しています。

そもそもジム代を経費にしていいのか?

そもそも、ジム代を経費にしていいかどうか、ということをお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

事業内容によっては、ジムに通うことが必要な場合があるかと思いますので、その「ビジネス」を行うために「直接必要な支出」であればジム代を経費にしてOKです。

例えば、下記のような業種の方です。

  • Youtuber、インフルエンサーがジムの風景を撮影し広告収入を得る場合
  • スポーツジムのレビュー記事を書いて報酬を得ているブロガー

その他、

  • 取引先との関係を築き、それが直接売上増加に繋がる場合
  • その他業務上必要な知識・技術の習得を目的としている場合

においてもジム代を経費にすることが可能です。

必要経費についての考え方はこちらの記事を参考にしてください。

しかし、

  • 健康維持のため
  • 付き合いで通う程度

の場合は経費にすることが難しいです。

次は、経費になる場合は何という勘定科目にすればよいのか解説しています。

結論:経費の勘定科目であれば基本何でもいいです!

佐藤修一

なぜなら、中小企業や個人事業主の方が勘定科目が間違っているからといって、税務署からペナルティを受けることは100%ないからです。

勘定科目を選ぶ際の基本的な考え方は、「分かりやすさ」です。

後から、今月は経費が多かったか、少なかったかを振り返った時に、会計ソフトを見て、経費が多かった原因・少なかった原因が一目で分かるような勘定科目の使い方をするのがベストです。

マネーフォワード、freee、弥生会計、などの一般的な会計ソフトでは勘定科目の名前を自由に決めることができます。

そして、その名前にルールはありません。

要は、自分が把握しやすく、分かればいいのです!

ジム代のおすすめの勘定科目は

とは言いつつも、あまりに自由に毎回異なる勘定科目を使ってしまうと、損益計算書でを見たときに、支出が増えたり、減ったりした時にその理由が分かりにくくなってしまいます。

よって、ジム代を支払った時に使うおすすめの勘定科目は「販売促進費」です。

広告収入やアフィリエイト収入などを得るために支出した費用として分かりやすいと思います。

もし、販売促進費としているものが他にもたくさんあったり、他のものと分けて把握したい場合は、独自の勘定科目を作成して「トレーニング費」「取材費」とする方法もおすすめです。

「雑費」にすることも考えられますが、「雑費」はあまり使わない方が良いと思います。

なぜなら、「雑費」は、勘定科目の困った時の「最後の砦」的な勘定科目だからです。

「雑費」が増減したら、その原因が分かりにくいですし、「雑費」が多額になると、決算書を見たときの印象が良くないからです。

雑費についての使い方は次の記事にまとめているので読んでみてください。

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佐藤 修一

税理士法人Accompany 代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。