棚卸とは、月末時の在庫の数量をカウントすることです。

棚卸に立ち会ったことがありますが、棚卸は大変です‥

棚卸のリストを作成し、エアコンの効いていない閉店後、開店前たくさんの商品をカウントします。

「棚卸をした方がいいですよ」とよくお客様にお話しします。

忙しいお客様だと心苦しい感じがします‥

けど、棚卸をすると、3つのことが見えてきます。

①「粗利益」が把握できます。

②小売店では、万引き被害、飲食店では、在庫ロス等を把握できます。

③最後に寝ているお金を知ることができます。

今回は、「粗利益」の重要性と「粗利益」の計算方法について説明します。

粗利、粗利益、売上総利益とも言います。

売上-売上原価=粗利益、粗利、売上総利益

となります。

販売した商品に上乗せした金額が粗利益です。

粗利益が人件費、家賃等の経費の支払、税金、借入金の返済の資金源となります。

いくら売上高が大きくても、粗利益が小さければ、

忙しいばかりで資金繰りが楽になっていきません。

売上高は、入金等で把握することができます。

しかし、POSシステム等の販売、在庫管理システムを入れていない場合、
売上原価は、在庫の金額を把握しなければ、分かりません。

売上原価=期首在庫金額+当期仕入金額-期末在庫金額で計算できます。

この計算を行うには、「在庫金額」を把握する必要があります。

「在庫金額」は、棚卸を行い、在庫数量に商品単価をかけて計算することができます。

 50万円 月初在庫の仕入金額  当月売上分の商品の仕入金額⇒売上原価 140万円
 100万円 当月仕入した商品の仕入金額 当月末在庫の仕入金額 10万円
 150万円 当月販売できる商品の原価合計 当月販売できた商品の原価合計   150万円

当月の売上が200万円だったとします。
棚卸をした場合とそうでない場合では、把握できる数値に以下のように違いがあります。

単位:万円  棚卸をした場合
⇒「本当の利益」
棚卸をしない場合
⇒「売上-仕入」
差額 
売上  200  200  0 
売上原価  140  100  40 
粗利益(売上総利益)  60  100  40 
粗利益率
=売上÷売上原価
30%  50%  20% 

損益計算書上の粗利益に40万円、粗利率に20%の差が出ます。

棚卸を行い、粗利益を把握するか、しないかで戦略が変わってくることがあります。

新規顧客を集客し、売上高を伸ばすことは、簡単ではありません。

しかし、粗利益は自社でコントロールすることができますし、

コントロールする必要があります。

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