EBITDAとは、利益だけでなく、キャッシュフローを生んでいる事業かどうかを判断するための指標です。
EBITDAは、読み方は決まっておらず、私は、イービットディーエーと呼んでいます。
EBITDA=営業利益+減価償却費
減価償却費は、経費として計上されていても、実際に資金は出ていっていませんので、キャッシュフローベースの利益に調整するために営業利益に加算します。
減価償却費は、税法の耐用年数で金額が決まります。
税法の耐用年数は、国が税金を計算するために決めたルールで、経営の実態に何ら関係ない数字です。
よって、営業利益を経営の実態に近づけるために減価償却費を加えます。
そして、EBITDAがプラスであることが、事業継続のための最低条件となります。
また、EBITDA>支払利息-借入返済額となっていれば、法人税以外の最低限のキャッシュフローは確保されていることになります。
さらに追加コストが発生する場合、EBITDAー追加コスト>0になるか、
EBITDAー追加コスト>支払利息-借入返済額になるか、
など、現状のキャッシュフローだけでなく、今後のキャッシュフローについても検討することができます。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関