EBITDAとは、利益だけでなく、キャッシュフローを生んでいる事業かどうかを判断するための指標です。

EBITDAは、読み方は決まっておらず、私は、イービットディーエーと呼んでいます。

EBITDA=営業利益+減価償却費

減価償却費は、経費として計上されていても、実際に資金は出ていっていませんので、キャッシュフローベースの利益に調整するために営業利益に加算します。

減価償却費は、税法の耐用年数で金額が決まります。

税法の耐用年数は、国が税金を計算するために決めたルールで、経営の実態に何ら関係ない数字です。

よって、営業利益を経営の実態に近づけるために減価償却費を加えます。

そして、EBITDAがプラスであることが、事業継続のための最低条件となります。

また、EBITDA>支払利息-借入返済額となっていれば、法人税以外の最低限のキャッシュフローは確保されていることになります。

さらに追加コストが発生する場合、EBITDAー追加コスト>0になるか、

EBITDAー追加コスト>支払利息-借入返済額になるか、

など、現状のキャッシュフローだけでなく、今後のキャッシュフローについても検討することができます