EBITDAとは、利益だけでなく、キャッシュフローを生んでいる事業かどうかを判断するための指標です。
EBITDAは、読み方は決まっておらず、私は、イービットディーエーと呼んでいます。
EBITDA=営業利益+減価償却費
減価償却費は、経費として計上されていても、実際に資金は出ていっていませんので、キャッシュフローベースの利益に調整するために営業利益に加算します。
減価償却費は、税法の耐用年数で金額が決まります。
税法の耐用年数は、国が税金を計算するために決めたルールで、経営の実態に何ら関係ない数字です。
よって、営業利益を経営の実態に近づけるために減価償却費を加えます。
そして、EBITDAがプラスであることが、事業継続のための最低条件となります。
また、EBITDA>支払利息-借入返済額となっていれば、法人税以外の最低限のキャッシュフローは確保されていることになります。
さらに追加コストが発生する場合、EBITDAー追加コスト>0になるか、
EBITDAー追加コスト>支払利息-借入返済額になるか、
など、現状のキャッシュフローだけでなく、今後のキャッシュフローについても検討することができます。
佐藤修一公認会計士事務所代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716)
公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。
(株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。
全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。
総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。