今日、ご融資の新規の相談で来られました。
その方は、これまで、コンサル会社と会計士に2回に融資サポートを依頼してこられたとの事です。
しかし、結果は、融資失敗に終わっていました。
まず、これまでの経緯をお話ししていただきました。
事業内容は、お話しできないので申し訳ありませんが、
これまでの市場にない観点で、サービスを提供するもので、
面白いと感じました。
これまでコンサル会社と会計士に融資サポート料として、なんと合計で200万円も支払ってきたそうです。
200万円の事業計画書を見せていただきました。
ページ数も多く、見栄え良く作られた事業計画書です。
しかし、お客様の事業ビジョンが全く反映されていません。
せっかくの事業の目新しさ、面白みがありません。
キャッシュフロー計画のページを見ましたが、
‥単なる収支計画です。
これでは、金融機関の方との面談の際のお客様の説明と事業計画書が整合しません。
お聞きすると、電話で数回話して作ってもらった計画書との事です。
これなら事業計画書を作る意味がないと感じました。
融資を受けた後が大切なのに、受けた後の計画がすかすかでは、意味がありません。
お客様に弊所指定の事業計画書をまずは一から作成してもらい、徐々に内容を詰めていくことにしました。
お客様は、会計事務所が事業計画書を作ってくれるものと思っていたので、最初は少しびっくりされていました。
商圏を決め、何をいくらで売り、どうやって集客し、どこにコストを掛け、どうやって利益を出していくのかは、
事業を行うお客様ご自身で決めることです。
お客様は、これまで丸投げされていたことを後悔されていました。
帰りにお客様がこう言われました。
「ホームページを見て一週間ほど相談するかずっと迷っていました」
‥やっぱり、税理士事務所の敷居は高いと感じました。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関