千円単位や万円単位で決算書をみるメリット

経営数字の見方・活用方法

2014/10/22

2014/10/22

創業当初のお客様や新規のお客様に損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書など、試算表の数字を見る時、なるべく円単位ではなく、 千円単位や万円単位でみるようにお願いしています。

千円単位で数字をみるメリットは、2つあります。

まずは、千円未満の金額の大小で経営の判断が変わることは無いからです。
損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算は、過去の数字を把握して、
将来の経営に活かすためにあります。
仮に、経費が600円多かったら‥
売上が900円多かったら‥
預金が400円少なかったら‥
とは、なかなかならないと思います。

もうひとつは、全体として数字を把握するのに、千円単位、万円単位の方が見やすいからです。

貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を円単位で数字を見ると、たくさんの数字が並んでいて、ごちゃごちゃとしてしまいます。

千円単位、万円単位で数字を見ると、見るべき数字が少なくなり、すっきりとして見やすくなります。

佐藤 修一

佐藤修一公認会計士事務所代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。