クラウド会計の導入相談・サポート

freee

マネーフォワードクラウド

2019/04/28

2015/06/13

クラウド会計とは、預金やクレジットカードなどの情報を経理情報に自動取り込みを行い、オンライン上で経理作業を行う会計ソフトです。

 

クラウド会計には、 MFクラウド会計(マネーフォワード)、freee(フリー)、やよいの青色申告オンラインなど様々な種類の会計ソフトがあります。

 

いずれのクラウド会計においても導入の最大のメリットは、「経理作業の時間の大幅な短縮」と「いつでも・どこでも会計・経理情報へアクセスが可能」になることです。

それはなぜか?

 

まず、預金情報及びクレジットカード情報を自動で取り込むことにより、自動で経理処理が可能になり、

従来の会計ソフトの日付、金額、摘要などの入力、勘定科目の選択が不要になります。

50件の取引・仕訳の入力を数秒で終えることが可能で経理作業の時間の大幅な短縮につながります。

また、POSレジアプリとの連動が可能で、飲食店、美容室、アパレル業では、さらに経理時間の短縮の可能性があります。

PAYPAL(ペイパル)との連動も可能ですので、輸出、輸入など海外取引が多い業種にもメリットがあります。

 

そして、アクセス面でのメリットは、税理士事務所からの渡されるペーパーによる試算表(損益計算書、貸借対照表)を待つのではなく、自社のパソコン上での売上、利益などの資料の閲覧ではなく、

携帯、タブレットから売上、利益やキャッシュフローの情報へ外出先からいつでもどこでもアクセスできるようになります。

 

以上のようなメリットがありますが、

これまで導入をサポートしてきて感じるいくつかの注意点があります。

 

クラウド会計は、以上のように入力作業のスピードアップは見込めますが、

勘定科目の設定などの取引の学習のさせ方初期設定を誤ると、

誤った処理を大量に行ってしまうリスクがあるという点です。

クラウド会計は、良くも悪くも学習機能があるため、一度学習させた取引に関しては、その後、連続反復的に処理を行ってしまうからです。

また、オンライン上で処理を行うため、データ修正に時間がかかってしまいます。

クラウド会計の導入目的は、経理処理を行うことではないと考えております。

経理処理を行った情報を将来の経営に活かすことだと思います。

誤った処理を大量に行ってしまうと、誤った売上、利益に関する情報が出来上がってしまい、

せっかくクラウド会計を導入したにも関わらず、誤った経営に関する情報により、経営をミスリードしてしまう恐れがあります。

 

以上のような注意点があり、クラウド会計については、セキュリティー面に関することなど様々な考え方があるかと思います。

しかし、クラウド会計は、特に時間面、資金面に制約がある中小企業にとっては、非常に良いサービスだと考えております。

 

そして、中小企業の経営者の方のタイムリーに将来の意思決定を行っていただくために、弊所は、積極的にクラウド会計の導入をサポートしたいと考えております。

いずれのクラウド会計ソフトもインストール版の会計ソフトからの移行をスムーズに行っていただくことができるようになっています。

それぞれに細かい機能の違いはありますが、主な機能の「クラウド会計」と従来からのインストール版会計ソフトの違いは、次のようなもになります。

MFクラウド会計(マネーフォワード)・freee(フリー)・弥生のオンラインなどクラウド会計を新規で導入したい方やインストール型の会計ソフトからクラウド会計へ移行をご検討の方、お気軽にご相談下さい。

 機能 インストール型の会計ソフト クラウド会計 
預金の入力 通帳を一行ずつ日付、金額を入力  通帳の入出金データを自動取り込みするため、日付、金額の入力は不要
⇒学習機能があるため、一回処理済みの入出金パターンは次回から自動推測するため◎
クレジットカードの入力 領収書を一枚ずつ日付、金額を入力  クレジットカードの支払内容データを自動取り込みするため、 日付、金額の入力は不要なため◎
現金の領収書の入力 領収書を一枚ずつ日付、金額を入力
⇒ソフトの完成度高いため◎
①~③のパターン
①領収書を一枚ずつ日付、金額を入力
②写メで領収書を読み取り
③領収書を一枚ずつ日付、金額をエクセルデータに入力し、クラウド会計へ取り込み
入力環境 PCがあればいつでもどこでも  オンライン上で処理するためインターネット環境が必要
処理のスピード オフラインで処理であり、ソフトとしての完成度が高いため、スムーズ、現金処理が多い場合特に◎  オンライン処理であるため、処理速度は遅いが、預金、クレジット処理が多い場合◎ 
入力の簡単さ 基本的には簿記の知識が必要  簿記の知識なく入力可能
⇒簡単に処理が行える反面、間違った処理を行い続けると、修正が非常に困難
ケースによって、経理経験豊富な方でないと入力できないことも
収支の内容等の帳票の見やすさ 数字のみによる帳票のため数字が苦手な方にとっては理解しずらい  数字のみでなくチャート、グラフによる帳票であるため、直観的に理解しやすい 
MACの利用 MACで利用できないソフトが多い  MACでも利用できる 
利用しやすい業種 業種全般利用しやすい インターネット小売業(amazon等の出品者アカウントとの連動可能)

freee、MFクラウド会計共に機能がどんどん良くなっており、拡充されています。

freeeかMFクラウドの機能・料金比較はこちら

また、弊所では、MFクラウド、freeeの導入サポートを行っております。

顧問契約が無いお客さまでもお申込み可能です。

MFクラウド会計初期導入サポートサービスの詳細はこちら

会計freee初期導入サポートサービスの詳細はこちら

 

佐藤 修一

佐藤修一公認会計士事務所代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。