福岡で一般社団法人の設立を検討される場合、注意することがあります。
一般社団法人の場合、福岡県の保証協会の保証対象とならないのです。
これが何を意味するかといいますと、
起業・開業や事業拡大時に、資金が必要で融資・借入をする場合、
福銀や西日本シティ銀行等の金融機関に申し込む場合、通常、保証協会の保証付きで借入を行います。
保証協会の保証とは、仮に、返済できなくなった場合、保証協会が借主に代わり、返済するものです。
事業実績、担保等があれば、保証協会の保証が不要で借りることができる場合もあります。
これをプロパー融資といいます。
しかし、起業・開業時や事業実績の浅いの場合等は、保証協会の保証付きの借入でないと、融資は難しいと言えます。
保証協会の保証対象とならないとのいう事は、起業・開業時や事業実績の浅い段階での金融機関からの融資は、
実際かなり難しくなると言えます。
よって、一般社団法人の場合は、起業・開業時や事業実績の浅い段階での金融機関からの融資は、実際かなり難しくなってしまうのです。
一般社団法人の設立を検討されている方は、資金調達面でのデメリットがあることに注意されてください。
ただ、一般社団法人の場合でも起業・開業時の融資の道がないわけではなく、
日本政策金融公庫(国金)から融資は、保証協会の保証が不要なため、このような問題はありません。
福岡の開業・起業時の融資制度はこちらです。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関