会社の利益がゼロになるように役員報酬の金額を設定すると会社の税金である法人税がゼロになります。

会社の税金がゼロになることは、会社に税金が発生しないのでうれしいことです。

しかし、それは本当にうれしいことでしょうか…

利益がゼロで法人税がゼロの場合、

減価償却費>借入金の返済年額とならなければ、手元資金は少なくなっていきます。

さらに在庫や売掛金が増加したりすると、資金繰りは悪化します。

会社の資金が足りなくなった時、役員報酬から会社に資金を貸すこともできます。

法人税率は利益が800万円まで税率は、約24%です。

しかし、役員報酬は、総支給額に対して30%弱の社会保険料を負担した後に残ったお金です。

24%の法人税を回避するために、30%弱の社会保険料を負担するのは、どうでしょうか?

会社の利益がゼロになるように役員報酬の金額すると法人税がゼロになり、うれしいことですが、

この時、会社の資金繰りが悪化してしまうことがありますのでご注意下さい。