「起業して一年目は、税金は発生しない」という話聞いたことありませんか?
私も先日、お客様から
「開業2年目までは、税金を納めなくてもいいと聞きました。ですから、2年目までは税金を納めなくてもいいんですよね」
と聞かれました。
税金は支払っても、何も見返りのない費用です。
誰もが支払いたくないですよね。
そして、2年目までは、税金を納めない事業者が多いのは事実です。
理由は、2年目までは、消費税が発生しないから。
売上-経費=儲け
儲け×税率=税金となります。
税金は儲けがプラスの場合にかかります。
儲けが大きければ大きいほど、税率が高くなり、税金の金額が大きくなってしまいます。
儲けがマイナスの場合は、税金はゼロとなります。
税金がゼロ、うれしいことです。
税金がゼロということは、売上<経費になっています。
売上=入ってきたお金+近々入ってくる予定のお金
経費=出ていったお金+近々でていく予定のお金
のことです。
売上<経費ということは、
入ってきたお金+近々入ってくる予定のお金<出ていったお金+近々でていく予定のお金
ということは、出て行くお金の方が大きかったということになってしまいます。
お金が足りていないのです。
この場合は、借入などがあるからお金が回っている…
開業初年度は、経費がかさみます。
ですから、儲けが出にくいの確かです。
開業初年度から税金を納めている方はいます。
そのような方は、資金繰りに余裕がある方が圧倒的に多いようです。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関