社団法人の融資について
融資・資金調達
2014/08/05
2014/08/05
福岡で一般社団法人の設立を検討される場合、注意することがあります。
一般社団法人の場合、福岡県の保証協会の保証対象とならないのです。
これが何を意味するかといいますと、
起業・開業や事業拡大時に、資金が必要で融資・借入をする場合、
福銀や西日本シティ銀行等の金融機関に申し込む場合、通常、保証協会の保証付きで借入を行います。
保証協会の保証とは、仮に、返済できなくなった場合、保証協会が借主に代わり、返済するものです。
事業実績、担保等があれば、保証協会の保証が不要で借りることができる場合もあります。
これをプロパー融資といいます。
しかし、起業・開業時や事業実績の浅いの場合等は、保証協会の保証付きの借入でないと、融資は難しいと言えます。
保証協会の保証対象とならないとのいう事は、起業・開業時や事業実績の浅い段階での金融機関からの融資は、
実際かなり難しくなると言えます。
よって、一般社団法人の場合は、起業・開業時や事業実績の浅い段階での金融機関からの融資は、実際かなり難しくなってしまうのです。
一般社団法人の設立を検討されている方は、資金調達面でのデメリットがあることに注意されてください。
ただ、一般社団法人の場合でも起業・開業時の融資の道がないわけではなく、
日本政策金融公庫(国金)から融資は、保証協会の保証が不要なため、このような問題はありません。
福岡の開業・起業時の融資制度はこちらです。
佐藤 修一
佐藤修一公認会計士事務所代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。