中古物件を購入した方の確定申告のポイント

税務・節税

2014/11/30

2014/11/30

賃貸用のマンションやアパートなど中古物件を買った時の確定申告の時のポイントについて説明しています。

新築物件と異なり、中古物件ならではの確定申告時のポイントがあります。

購入した年の確定申告の仕方がポイントです。

購入した年の確定申告の仕方が不動賃貸収入の今後の税金を大きく左右します。

中古物件を購入した時の確定申告のポイントは次のようなものがあります。

①建物部分を経費にしていくときの減価償却費耐用年数の決め方です。

中古物件の耐用年数は、新築の物件に比べ、短くなります。

ですから、購入当初の減価償却費の金額が大きくなります。

中古物件の耐用年数の決め方はこちら

②中古物件を購入した際に行うリフォームやリノベーションの経理処理です。

その費用が多額になり、その経理の処理方法によって、経費になる金額が異なります。

そして、税金の金額に与える影響が大きくなります。

リフォームした年の確定申告の仕方はこちら

一棟の物件など不動産投資が多額になる方には、青色申告をされることをお勧めします。

建物の減価償却費はいずれゼロになるか、定率法を選択している場合、年々小さくなっていきます。

そうすると不動産収入からの税金が徐々に大きくなります。

青色申告すると65万円控除ができます。

この効果はバカにはできません。

税金の申告の仕方によって税金を含めた実質的な投資利回りが異なります。

金額が大きく、長期に渡る物件ですので、投資利回りを少しでも良くするため税金を抑えるための確定申告をされて下さい。

佐藤 修一

佐藤修一公認会計士事務所代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。