開業初年度の税金ってどうなの?

創業

2014/06/04

2014/06/04

「起業して一年目は、税金は発生しない」という話聞いたことありませんか?

私も先日、お客様から

「開業2年目までは、税金を納めなくてもいいと聞きました。ですから、2年目までは税金を納めなくてもいいんですよね」

と聞かれました。

税金は支払っても、何も見返りのない費用です。

誰もが支払いたくないですよね。

そして、2年目までは、税金を納めない事業者が多いのは事実です。

理由は、2年目までは、消費税が発生しないから。

売上-経費=儲け

儲け×税率=税金となります。

税金は儲けがプラスの場合にかかります。

儲けが大きければ大きいほど、税率が高くなり、税金の金額が大きくなってしまいます。

儲けがマイナスの場合は、税金はゼロとなります。

税金がゼロ、うれしいことです。

税金がゼロということは、売上<経費になっています。

売上=入ってきたお金+近々入ってくる予定のお金

経費=出ていったお金+近々でていく予定のお金

のことです。

売上<経費ということは、

入ってきたお金+近々入ってくる予定のお金<出ていったお金+近々でていく予定のお金

ということは、出て行くお金の方が大きかったということになってしまいます。

お金が足りていないのです。

この場合は、借入などがあるからお金が回っている…

開業初年度は、経費がかさみます。

ですから、儲けが出にくいの確かです。

開業初年度から税金を納めている方はいます。

そのような方は、資金繰りに余裕がある方が圧倒的に多いようです。

佐藤 修一

佐藤修一公認会計士事務所代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。