【クレジットカード編】マネーフォワードとfreeeの違い【24年最新版】|専門税理士が分かりやすく解説!
クラウド・オンライン会計
2024/06/26
2024/06/19
この記事では、
「マネーフォワードとfreeeのクレジットカードの同期機能の違い」
についてご説明します。
・これから事業を始めるために会計ソフトを検討している方
・マネーフォワードかfreeeで迷っている方
・帳簿付けを効率的にしたい方
にぜひ読んで欲しい記事になっています。
【この記事で分かること】
①同期可能クレジットカードの種類
②クレジットカードの利用取引が同期されるタイミング
③親子カードの同期と処理時の注意点
④上記の面を2社で比較して、あなたに合う会計ソフトがどちらなのかが分かる
冒頭でこの記事の結論を言いますと、マネーフォワードとfreeeのクレジットカード同期機能については、正直、両社に大きな機能の差はありません。
ただ、マネーフォワードの方が取引の同期のタイミングが早いため、毎月の会計処理を急がれる方には適していると思います。
一方、freeeは自動登録ルールなどの会計処理に役立つ便利な機能が多いので、自社で経理をされる方にはおすすめです。
上記の結論になる理由について、記事の中で詳しく解説させていただきます。
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クラウド会計の導入を検討している方は、まずはこちらのフォームよりお問合せをお待ちしております。
下記の記事では、”クレジットカード同期機能”だけでなく、機能面、料金面の比較、どんな方がそれぞれ向いているのかについて、利用しているスタッフの声、導入されたお客様との対話の中で感じたことをもとに実務家目線で解説しています。
freeeとマネーフォワードのどちらを選ぶか検討していて、どんな面を比較すればいいかわからない方は、まずは下記の記事を参考にしてみてください。
では、さっそく本題に入ります。
同期可能クレジットカードの種類
まずは、同期可能なクレジットカードの種類を見ていきましょう。
対応しているクレジットカードにも限りがあり、マネーフォワードとfreeeそれぞれで種類も異なります。
※同期可能クレジットカードは下記リンクからご確認ください。
同期可能な種類はマネーフォワードの方が多いですが、楽天カードやAMEXカードなどのメジャーなクレジットカードはfreeeでも対応しているので、どちらを選んでも特に困ることはありません。
クレジットカードの利用取引が同期されるタイミング
次に、日々のクレジットカードの利用取引が、どのタイミングでマネーフォワードとfreeeに同期されるかを説明していきます。
・マネーフォワード
クレジットカードを利用の都度、取引が同期されます。
クレジットカードで消耗品を購入したその日にマネーフォワードに取引が同期され、仕訳を入力することができます。
そのため、月次の処理を素早く行うことが可能です。
・freee
クレジットカードの引落額が確定してからでないと、同期されない種類があります。
例えば、毎月15日締めのカードを利用した場合、4/16にカードで支払った取引は翌月5/15以降でなければ同期がされません。
そのため、月次の入力が遅れる可能性があります。
ただ、クレジットカードによっては引落額確定前でも同期されるものもあります。
詳しくは、下記リンクの「クレジットカード別の連携仕様の一覧表」の「付与タイミング」をご確認ください。
現在では、ほとんどのカードが引落額確定前に同期可能となっております。
親子カードについて
次に、親子カードについて説明していきます。
親子カードとは、同一のユーザIDで作成した複数のクレジットカードのことです。
・マネーフォワード
同一のユーザIDの一枚目のカード(親カード)をすでにマネーフォワードに同期している場合、二枚目以降のカード(子カード)は自動で同期されます。
欠点としては、自動で同期されるため、二枚目以降のカードをプライベート用として使用する場合、削除する必要がある点です。
・freee
基本的には親カードごとに同期し、それに紐づく子カードの取引は親カードの取引と混ざって取り込まれます。
つまり、マネーフォワードと同様ということです。
ただ、クレジットカードによっては親カードと子カードを別々で同期しなければ取り込めないものもあります。
詳しくは、下記リンクの「クレジットカード別の連携仕様の一覧表」の「同期されるカード単位」をご確認ください。
クレジットカードの仕訳を入力するときの注意点
次に、クレジットカードの仕訳を入力するときの注意点について説明していきます。
・マネーフォワード
クレジットカードの科目設定をすると会計が見やすくなります。
特に親カードと複数の子カードがある場合、会計が見にくくなるため設定は必須だと思います。
科目の設定は以下の手順です。
①マネーフォワード・ホーム画面の左側にある「データ連携」の「登録済み一覧」を選択
②科目設定の「編集」を選択
③科目欄の二段目(赤〇部分)が補助科目になります。
マネーフォワードにクレジットカードを同期すると自動で補助科目が作成され、親カードに紐づく子カードにもそれぞれ異なる補助科目が作成されます。
同じカードに複数の異なる補助科目があると、試算表などが見づらくなります。
ですので、楽天カードなら「楽天カード」という補助科目を作成して統一した方が見やすくなります。
・freee
先ほど親子カードの説明の際に申し上げた通り、freeeでは親カードと子カードが区別されずに同期されます。
問題となるのが、事業用ではない子カードが同期されることです。
ここで便利なのが「カードラベル」機能です。
カードラベルを使用することにより、事業用のクレジットカードの取引のみを登録することも可能ですし、※「自動登録ルール」で特定のカードのみを自動登録することも可能です。
※「自動登録ルール」とは、freee独自の機能で、毎月同じ内容と金額の入出金(家賃など)がある場合や特定の取引先への入出金がある場合に便利な機能です。
特定の取引内容の仕訳を、設定した勘定科目で自動登録することができます。
freeeの「設定」から「自動登録ルールの設定」を選択して新規作成をすると下記画面になります。
以下の設定手順で、クレジットカード取引がfreeeに同期された際に自動で仕訳が入力されます。
【設定手順】
①支出か収入かを選ぶ
②取引口座を選ぶ
③取引内容を入力する(クレジットカード取引がfreeeに同期された際に記載されている「取引内容」から抜き出す)
④金額を設定(金額を指定しないのであれば0にする)
⑤「取引を登録する」で設定する
⑥勘定科目や税区分を指定する
⑦設定が完了したら左下の「作成する」をクリック
まとめ
マネーフォワードとfreeeのクレジットカード同期機能における比較について説明してきましたが、正直、両者にそこまでの機能の差はありません。
ただ、マネーフォワードの方が取引の同期のタイミングが早いため、毎月の会計処理を急がれる方には適していると思います。
一方、freeeは自動登録ルールなどの会計処理に役立つ便利な機能が多いので、自社で経理をされる方にはおすすめです。
しかし、
「なんとなく違いは分かったけど結局どっちが自社に適していて、機能を最大限活かせるのか」
「クレジットカード同期機能の面においてどちらを選ぶべきかは分かったけど、料金面や記帳のしやすさなど総合的に考えたらどちらの会計ソフトがいいのか分からない」
という方もいらっしゃると思います。
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下記の記事では、”クレジットカード同期機能”だけでなく、機能面、料金面の比較、どんな方がそれぞれ向いているのかについて、利用しているスタッフの声、導入されたお客様との対話の中で感じたことをもとに実務家目線で解説しています。
freeeとマネーフォワードのどちらを選ぶか検討していて、どんな面を比較すればいいかわからない方は、まずは下記の記事を参考にしてみてください。
佐藤 修一
佐藤修一公認会計士事務所代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。