リース期間の決め方
経営・マネジメント
2014/11/28
2014/11/15
本日お客様から車のリース期間を何年で組むべきかについてご相談がありました。
まず、購入かリースがいいのかについてご相談後、リースの方が有利という結論になりました。
購入かリースかの判断基準は、別になりますが、
今回、リース期間をどうするか、3年から5年で検討に入りました。
ディーラーからは、一月の支払総額が少ないリース期間が5年の提案をされていました。
検討した結果、3年が有利と判断しました。
なぜか?
そのお客様は、仕事がある程度決まっており、
ここ3年間の資金繰りについては、問題ありません。
このことからリース料総額が最も少ない3年リースにしました。
私が考えるリースを組む年数は、決める際の基準は、2つです。
①この先、目先の資金繰りが厳しい場合には、リース料月額が少ない5年のリースの方が有利です。
なぜなら、目先の資金繰りが厳しい場合には、目先の支払うコストを下げることを最優先することが大切だからです。
②しかし、当面の資金繰りに問題がない場合には、リース料総額が少ない3年リースの方が有利です。
なぜなら、目先の資金繰りに余裕がある場合には、長期的により多くの資金を残せるかが大切だからです。
また、次回の車の買換えまでの期間が走行距離の関係で3年になる可能性が高かったからです。
リース期間が4、5年なれば、リース期間中途での解約となるため、違約金が発生してしまいます。
これらのことから、リース期間が最も短く、リース料総額が最も少ない3年にしました。
リースか購入か、リース期間を何年にするかの決定は、長期的な資金繰りに影響を与えます。
そして、所有権の移転がどうか、再リースの内容など、リース契約の内容を十分に検討する必要があります。
税金だけの影響で決めると資金繰りに悪影響がある場合があります。
十分ご注意下さい。
佐藤 修一
佐藤修一公認会計士事務所代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。