試算表の月次推移を見ている時、前年同月比で比較している時、
法定福利費の2か月分と大きい月があったり、
マイナスの月があったり見にくいことはないでしょうか?
社会保険料は特にサービス業にとって、経費の中でもインパクトの大きい経費です。
これにより、試算表の数値を月別や前期と比較しにくくなります。
この問題解消する方法があります。
月末に以下の仕訳をひとつ加えるだけです。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
法定福利費 | 会社負担分 | 未払金 | 社会保険料支払総額 |
※預り金or法定福利費 | 本人負担分 |
※給与の仕訳の社会保険料の本人負担分を処理をした勘定科目にあわせます。
給与の計上した次の月の月末に支払う社会保険料の金額で処理をします。
7月分の給料であれば、8月末分に支払う社会保険料の金額を入力します。
一つ仕訳が増えるだけです。
そんなに負担にならないと思います。
試算表の月次推移、前期比較がしやすくなります。
この仕訳を入力することで、法定福利費が増加するため、
お金を使わずに節税を行うことができます。
是非一度試されてください。
佐藤修一公認会計士事務所代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716)
公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。
(株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。
全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。
総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。