試算表の月次推移を見ている時、前年同月比で比較している時、
法定福利費の2か月分と大きい月があったり、
マイナスの月があったり見にくいことはないでしょうか?
社会保険料は特にサービス業にとって、経費の中でもインパクトの大きい経費です。
これにより、試算表の数値を月別や前期と比較しにくくなります。
この問題解消する方法があります。
月末に以下の仕訳をひとつ加えるだけです。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
法定福利費 | 会社負担分 | 未払金 | 社会保険料支払総額 |
※預り金or法定福利費 | 本人負担分 |
※給与の仕訳の社会保険料の本人負担分を処理をした勘定科目にあわせます。
給与の計上した次の月の月末に支払う社会保険料の金額で処理をします。
7月分の給料であれば、8月末分に支払う社会保険料の金額を入力します。
一つ仕訳が増えるだけです。
そんなに負担にならないと思います。
試算表の月次推移、前期比較がしやすくなります。
この仕訳を入力することで、法定福利費が増加するため、
お金を使わずに節税を行うことができます。
是非一度試されてください。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関