平成27年の税制改正により、海外からのインターネットを通じて入手する電子書籍・音楽・広告・ゲーム・ソフトウェアなどのネット配信サービスに対して日本の消費税がかかるようになりました。

背景には電子書籍市場の急成長があるようです。

これまで、海外からこれらネット配信サービスを提供する事業者が海外企業の場合には消費税がかかっていませんでした。

一方、同じようなケースでも日本企業の場合には消費税がかかっていました。

このように販売元が日本企業の場合には、消費税がかかり、そうでない場合には、消費税がかからないという点で不公平になっていました。

しかし、消費税は、消費する国でかかる税金です。

販売元がどこの国ある企業であっても、消費地がどこかによって消費税がかかるかどうか決まるのが消費税です。

この点で矛盾が生じていたのがこの改正により解消されるようです。