弥生、マネーフォワード、freeeの3社の方向性
freee
マネーフォワードクラウド
2015/09/07
2017/09/07
先日、弥生会計、マネーフォワード、freee(フリー)の社長がそれぞれ今後の3社クラウド会計の展望について語る対談がありました。
弥生会計は、先日弥生会計オンラインを発表し、クラウド会計への本格参入を発表しました。
弥生会計、マネーフォワード、freee(フリー)、それぞれ、クラウド会計の定義の仕方が異なり、現在の機能、また、目指すところも若干異なるように思いました。
あくまで私見ですが、
・弥生会計は弥生会計オンラインの位置づけをデスクトップ版の会計ソフトの利用との並行を想定と感じました。
弥生会計を利用中の方は移行しやすいものになっているようです。
・マネーフォワードは税金の申告のためだけの会計でなく、管理会計(経営に役立つ会計)を重視したサービスを展開していくように感じました。
・freee(フリー)は、経理だけでなく、事務作業全般の効率化、バックオフィスの効率化を目指しているように思いました。
弥生会計オンライン、マネーフォワード、freee(フリー)などクラウド会計の目指すところは、
まず経理作業の効率化が一番ではないかと考えております。
経理作業の効率化を図るためには、現在どれだけの時間とコストが経理作業に費やされているのかを把握する事からスタートする必要があります。
そしてクラウド会計を導入した時の時間的・コスト的なメリットが図ることが想定されるのかを検討し、スタートする必要があります。
弊所は、クラウド会計を導入しておりますが、大幅な時間削減につながっております。
例えば、デスクトップ版の会計ソフトで100件の仕訳の入力にこれまで、1時間半かかっておりました。
それが、クラウド会計の導入により、場合によっては、5分で終えることができるようになりました。
また、リアルタイムでお客様の資金の状況、つまり、いくら預金残高があるのかを把握することができるようになったため、いち早く経営上の異常を把握することができるようになります。
会計ソフト・経理ソフトを変更するコスト・時間は、バカにならないのは確かです。
経理作業が利益を生むことはありません。
しかし、一度、弥生会計オンライン、マネーフォワード、freee(フリー)を導入し、単純な経理作業から利益を生み出す会計へ転換を図るきっかけにされてみて下さい。
佐藤 修一
佐藤修一公認会計士事務所代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。