freee(フリー)やマネーフォワードをご利用されている方で、
自動取り込みを行っている預金口座の残高の金額が通帳の金額と一致しないとのご相談を受けることが増えてきました。
freee(フリー)やマネーフォワードの口座がマイナスになってしまっている。
freee(フリー)やマネーフォワードの口座が実際の金額より大きく又は小さくになってしまっている。
等々そのご相談内容は様々です。
freee(フリー)やマネーフォワードの口座の残高の不一致を解消し、口座の残高を一致させる方法について説明しています。
1月1日~12月31日までのfreee(フリー)やマネーフォワードの数値と、預金口座を一つ一つ確認していくのは、手間がかがってしまいますので非効率です。
そこで、口座の不一致が起きる主な理由から、まず、検討してみます。
口座の不一致が起きる主な原因は次の4つようなものがあります。
①銀行間の口座振替の処理が正しくできてない
②年初、1月1日の口座残高が入力されていない
③「freee(フリー)やマネーフォワードが口座情報を取得を開始した時期」と「実際の口座の動きが開始している時期」にズレがある
④「freee(フリー)やマネーフォワードが口座情報を取得を登録していない
これらの不一致の原因を解消する方法としては、色々あると思いますが、おすすめ方法をご紹介します。
①銀行間の口座振替の処理が正しくできてない⇒口座振替の振替先口座の勘定科目を「事業主貸」又は「事業主借」で処理をします
②年初、1月1日の口座残高が入力されていない⇒freee(フリー)の場合、「確定申告」から「振替伝票」で前年の12月31日の口座残高を入力します
マネーフォワードの場合には、「会計帳簿」から「現預金出納帳」から前年の12月31日の口座残高を入力します
③「freee(フリー)やマネーフォワードが口座情報を取得を開始した時期」と「実際の口座の動きが開始している時期」にズレがある→取得時期が漏れている時期を特定し、漏れている時期以降の取引の登録を行う
④「freee(フリー)やマネーフォワードが口座情報を取得を登録していない⇒freee(フリー)の場合、「口座」から「取得した明細の一覧」の内容を修正します
マネーフォワードの場合には、「口座情報」から「明細一覧」の内容を修正します
これらの方法により修正しても残高が一致しない場合には、1月1日又は通帳利用開始日からスタートし、残高を修正していくことが必要です。
青色申告を行っている方は、貸借対照表(B/S)を確定申告書に提出することで、控除額が10万円から65万円にアップします。
55万円のアップによって、所得税のみならず、住民税、国民健康保険料が下がるので、
口座を多数利用されている方は、大変かとは思いますが、65万円の控除を受けるためにぜひチャレンジしてみてください。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関