freeeの買掛金仕入れの計上の方法について

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freeeの仕入に関する買掛金の入力方法について説明しています。

freeeでは、預金やクレカの入力は、自動で取り込みを行ったものを処理してきます。

しかし、月末締めの翌月末払いなどの契約に基づいて仕入れを行った場合には、商品とお金の動きにずれがでてしまい、

支払いのタイミング=仕入の発生となりません。

このような場合、通常の会計ソフトでは、以下のような仕訳を行います。

(借方)仕入高 ××円 (貸方)買掛金 ××円

簿記の知識がない方にとって、上記のような仕訳は分かりにくいと思います。

そこでfreeeは、簿記や仕訳の知識がない方でも請求書に基づいて支払う仕入れについて入力できるように設計しています。

それは以下のような方法で行います。

まず、画面上部のメニューバーより「取引」→「取引の登録」より、

下記の黄色の箇所のように「支出」、「未決済」をクリックします。

ここからが仕入先からの請求書に基づいて入力を進めていきます。

例えば、請求日が、9月末、請求期限が10月末、請求元がB社、請求金額が80万円の請求書を入力するとします。

この場合、下記のような入力内容になります。

黄色の箇所が入力箇所です。

会計ソフトの入力経験がある方は、一つ疑問を持たれるかもしれません。

「補助科目」がない…

そうです、freeeには補助科目がありません。

「取引先」という項目によって業者ごとの買掛金を管理します。
会計ソフトの入力経験がない方にとっては、この辺が、使いやすい点ではありますが、

慣れていない方にとっては、少し戸惑いがある点かもしれません。

弊所は導入時、現状の会計ソフトに非常になれていたので、かなり戸惑いましたが、しかし、時間がたてば、問題なく慣れていくと思います。

そして、支払い期日、請求金額通りに支払った場合、自動で取引先ごとの買掛金をマッチングしてくれるので、買掛金の消込が非常に楽になります。

freeeを使っていて感じることとしては、機能自体素晴らしいと思いますが、その機能をどれだけ使いこなせるかが大切だと感じています。

佐藤 修一

佐藤修一公認会計士事務所代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。