freeeの給与の処理方法について

freee

2017/07/06

2016/10/17

freeeの給与の経理方法について説明しています。

freeeの連携アプリを使用している場合には、自動で経理処理されますが、

給与計算に関する連携アプリを利用していない場合、直接入力するしかありません。

この場合、大きくは2通りの給与の入力方法があります。

一つ目は、画面上部メニューバーより「取引」→「取引を登録」より、

下記の黄色の箇所のように「支出」、「未決済」をクリックし、「詳細登録」より、入力をスタートします。

ここからは具体例でご説明します。

以下のような給与台帳の場合でご説明します。

この場合の入力内容は以下のような科目を金額なります。

上記の入力箇所の数字は、以下の入力数値と対応しています。

日付は、支給の月ではなく、発生した月の月末を入力します。

給与台帳の項目と科目は次のようになります。

・給与合計=給与手当

・交通費=旅費交通費

・所得税=預り金(品目:源泉所得税)

・住民税=預り金(品目:住民税)

・社会保険料=法定福利費…預り金を使う方法もありますが、処理が複雑になるため、お勧めしません。

・差引支給額=未払費用

給与の会計処理はつまずき安い点の一つで、

最初、これらの処理を行うのは複雑に感じる方もいらっしゃるかと思います。

これらの給与に関する項目一つ一つを毎月入力するのは実際けっこうな手間です。

給与の入力は、「取引テンプレート」を使った入力がおすすめです。

「取引テンプレート」とは、複数の行を使い、複数の科目などを使う場合にあらかじめ決まった科目など定型の組み合わせとしてを設定しておく方法で設定しておくと入力をスムーズになります。

次回「取引テンプレート」の使い方について説明します。

佐藤 修一

佐藤修一公認会計士事務所代表

(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。