初めてのお客様の会計データを見たとき一番感じることは、「雑費」の金額が大きいということです。
「雑費」とは、経費のうち、他の勘定科目に該当しない支出があった場合に利用する勘定科目です。
なるべく、「雑費」は使わない方がいいと考えております。
理由は2つあります。
会計帳簿である試算表等を見る時、雑費が多いと経費が増加・減少した理由が一目で分からないからです。
もうひとつは、雑費が多いと「税務署」に目をつけられやすくなります。
日々の出費で、少額な事務用品や消耗品は「消耗品費」として処理します。
それでも悩むときは、支出の目的を考えます。その支出の目的に応じた勘定科目を使います。
お客様が「雑費」で処理しているもののうち、ほとんどが「消耗品費」で処理できてしまう場合が非常に多いと感じております。
弊所の場合、「雑費」を使うのは、ごみ処理料ぐらいです。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関