freeeの売掛金の計上の方法について説明しています。
freeeでは、請求書作成機能や請求書作成アプリmisocaを利用した場合には、自動で売掛金の経理処理を行うことができます。
請求書を別に作成している場合には、請求書に関する情報を直接freeeへ入力する必要があります。
仕訳の概念を極力不要にしているfreeeですが、以下のような仕訳を入力する際について以下で説明しています。
(借方)売掛金 ××円 /(貸方)売上高 ××円
場面上部のメニューバー「取引」→「取引の登録」より下記の黄色の部分「収入」、「未決済」をクリックします。
すると、売掛金の計上の画面になります。
ここで、売上の発生の月が8月、売上金額が100万円、得意先がA社の請求書を入力する場合には、以下の黄色の箇所が入力内容になります。
ここで、注意するのは、freeeには「補助科目」という概念がありません。
よって、得意先別の残高は「取引先」に入力することによって、管理します。
このあたりが他の会計ソフトとは大きく異なる点です。
この方法によれば、請求書を一つの取引先ごとに入力する必要があります。
最初は慣れない方も多いかもしれませんが、慣れれば特に問題ないと思います。
最後の「収入を登録」をクリックして入力完了です。
最初はたったこれだけで本当に(借方)売掛金 ××円 /(貸方)売上高 ××円 が出来ているか不安でしたが、きちんと仕訳になっているのです。
しかし、この方法ですと、借方や貸方など簿記の知識がない方でも入力可能にした点は、会計ソフトとしては大きな変化だと思います。
佐藤修一公認会計士事務所代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716)
公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。
(株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。
全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。
総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。