freeeの売掛金の計上の方法について説明しています。
freeeでは、請求書作成機能や請求書作成アプリmisocaを利用した場合には、自動で売掛金の経理処理を行うことができます。
請求書を別に作成している場合には、請求書に関する情報を直接freeeへ入力する必要があります。
仕訳の概念を極力不要にしているfreeeですが、以下のような仕訳を入力する際について以下で説明しています。
(借方)売掛金 ××円 /(貸方)売上高 ××円
場面上部のメニューバー「取引」→「取引の登録」より下記の黄色の部分「収入」、「未決済」をクリックします。
すると、売掛金の計上の画面になります。
ここで、売上の発生の月が8月、売上金額が100万円、得意先がA社の請求書を入力する場合には、以下の黄色の箇所が入力内容になります。
ここで、注意するのは、freeeには「補助科目」という概念がありません。
よって、得意先別の残高は「取引先」に入力することによって、管理します。
このあたりが他の会計ソフトとは大きく異なる点です。
この方法によれば、請求書を一つの取引先ごとに入力する必要があります。
最初は慣れない方も多いかもしれませんが、慣れれば特に問題ないと思います。
最後の「収入を登録」をクリックして入力完了です。
最初はたったこれだけで本当に(借方)売掛金 ××円 /(貸方)売上高 ××円 が出来ているか不安でしたが、きちんと仕訳になっているのです。
しかし、この方法ですと、借方や貸方など簿記の知識がない方でも入力可能にした点は、会計ソフトとしては大きな変化だと思います。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関