freeeの給与の経理方法について説明しています。
freeeの連携アプリを使用している場合には、自動で経理処理されますが、
給与計算に関する連携アプリを利用していない場合、直接入力するしかありません。
この場合、大きくは2通りの給与の入力方法があります。
一つ目は、画面上部メニューバーより「取引」→「取引を登録」より、
下記の黄色の箇所のように「支出」、「未決済」をクリックし、「詳細登録」より、入力をスタートします。
ここからは具体例でご説明します。
以下のような給与台帳の場合でご説明します。
この場合の入力内容は以下のような科目を金額なります。
上記の入力箇所の数字は、以下の入力数値と対応しています。
日付は、支給の月ではなく、発生した月の月末を入力します。
給与台帳の項目と科目は次のようになります。
・給与合計=給与手当
・交通費=旅費交通費
・所得税=預り金(品目:源泉所得税)
・住民税=預り金(品目:住民税)
・社会保険料=法定福利費…預り金を使う方法もありますが、処理が複雑になるため、お勧めしません。
・差引支給額=未払費用
給与の会計処理はつまずき安い点の一つで、
最初、これらの処理を行うのは複雑に感じる方もいらっしゃるかと思います。
これらの給与に関する項目一つ一つを毎月入力するのは実際けっこうな手間です。
給与の入力は、「取引テンプレート」を使った入力がおすすめです。
「取引テンプレート」とは、複数の行を使い、複数の科目などを使う場合にあらかじめ決まった科目など定型の組み合わせとしてを設定しておく方法で設定しておくと入力をスムーズになります。
次回「取引テンプレート」の使い方について説明します。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関