freeeの請求書発行機能とfreeeの会計連動機能について説明しています。
freeeには、請求書作成機能が標準でついています。
この請求書作成機能を使って請求書を作成すれば、作成が完了した時点で自動的にfreeeに経理処理されます。
この経理処理の内容は、①売上処理と②請求書の売掛金(売上債権金額)の増加の2つの処理になります。
正しい経理処理を行うためには、①売上処理を適正なタイミングで行うことが大切です。
適正なタイミングとは、売上処理のタイミング=納品、サービスを提供した月のタイミングになります。
なぜなら、サービスの提供が完了した時点で、売り上げを請求する権利とその金額が確定するからです。
freeeの請求書の請求日=freeeの売上処理日は以下のように連動しています。
つまり、freeeの請求書の請求日をきちんと入れることが大切です。
9月に提供したサービスを10月の日付でfreeeの請求日とした場合、
本来は9月で売上処理すべき請求金額が、10月となってしまうので注意が必要です。
この場合、請求日は、9月中の日付とする必要があります。
請求日を月末日付にすると、売上計上日が月末に集中するため、後で確認が楽になるためおすすめです。
そして、請求書を作成するときに「取引先」をきちんと入力することで、預金の自動処理の際に、売掛金の回収確認する際に便利になります。
次回は、請求金額の入金処理について説明します。

佐藤修一公認会計士事務所代表、合同会社CMA代表
キャッシュフロー経営コンサルタント 公認会計士 税理士
新日本有限監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)の東京事務所で上場企業の会計監査、総務省委託研究経理検査、内部統制構築支援、財務のデューデリジェンスに従事
その後、地元の福岡の中堅の税理士法人にて、中小企業の経営を会計、税務面からサポート
試算表ではキャッシュフローが見えない、経営できないと感じ、キャッシュフローを重視した経営の必要性を痛感し、佐藤修一公認会計士事務所を2013年8月に開業
開業後は、創業期の会社から上場準備会社まで中小企業の成長のための投資に備え、倒産しない、筋肉質の会社を作るためのキャッシュフロー経営の普及、freeeやマネーフォワードなどクラウド会計を使った経理の効率化・スピードアップを図り、経営ビジョンの明確化、実現のためのサポートを行っている
北部九州公認会計士協会所属 登録番号 028716
九州北部税理士会 福岡支部所属 登録番号 125272
経済産業省認定 経営革新等支援機関