雑費の使い方
経理処理
2014/05/06
2014/05/06
初めてのお客様の会計データを見たとき一番感じることは、「雑費」の金額が大きいということです。
「雑費」とは、経費のうち、他の勘定科目に該当しない支出があった場合に利用する勘定科目です。
なるべく、「雑費」は使わない方がいいと考えております。
理由は2つあります。
会計帳簿である試算表等を見る時、雑費が多いと経費が増加・減少した理由が一目で分からないからです。
もうひとつは、雑費が多いと「税務署」に目をつけられやすくなります。
日々の出費で、少額な事務用品や消耗品は「消耗品費」として処理します。
それでも悩むときは、支出の目的を考えます。その支出の目的に応じた勘定科目を使います。
お客様が「雑費」で処理しているもののうち、ほとんどが「消耗品費」で処理できてしまう場合が非常に多いと感じております。
弊所の場合、「雑費」を使うのは、ごみ処理料ぐらいです。
佐藤 修一
佐藤修一公認会計士事務所代表
(九州北部税理士会福岡支部所属:登録番号028716) 公認会計士・税理士。全国の中小企業にこれまでクラウド会計導入実績累計300社超、クラウド会計導入率70%超。2022年freee西日本最優秀アドバイザー、マネーフォワードプラチナメンバー。 (株)インターフェイス主催第18回経営支援全国大会優秀賞。 全国各地の中小企業に対して、会計から利益とキャッシュを稼ぐ力を高め、キャッシュフローを重視した節税提案、利益とキャッシュを稼ぐ力を高めるサポートや事業再生支援を行っている。 総勢30名のスタッフで「Warm Heart(温かい心)&Cool Head(冷静な頭)」をコンセプトに個々のお客様ごとにカスタマイズしたお客様に寄り添うサービスを提供している。