先日お話ししたお客様の戦略の中で感じたブルーオーシャン戦略についてです。

有名ですので聞かれて事がある人も多いかと思います。

ブルーオーシャン戦略とは、顧客を絞り、業界の当たり前とされないことを、そのお客様にあったサービスのみを提供し、価格設定をし、競合のいない市場(ブルーオーシャン)を見つける経営戦略のことです。

W・チャン・チム先生という人が書いた本です。

韓国のサムソン、GE、東芝、マレーシア政府やシンガポール政府もブルーオーシャン戦略を採用しているとのことです。

一方、ターゲット顧客を絞らずにありきたりな商品をありきたりな方法で販売すると、価格競争に巻き込まれ、消耗戦で傷だらけになり、血の海の市場で戦うことになります。
この場合は、レッドオーシャン戦略をとっているということになります。

ブルーオーシャン戦略をとっている企業はレッドオーシャン戦略をとっている企業に比べ、圧倒的に利益率が高いそうです。

中小企業がお客様である弊所ですが、中小企業にとって必要なのは、売上高の大きさではなく、粗利益の大きさだと常々感じております。
理由はコチラ

中小企業が採用できれば、良好な財務内容になるのではと思っております。

例えば、1000円カットのQBハウスは、安く・早くカットを済ませたいという人をターゲットに絞り、シャンプー、髭剃りのサービスを省き、圧倒的に安く・早いサービスを提供し、成長しました。

実際にきれいなブルーオーシャンを見つけるのは難しいと思いますが、業界の当たり前を当たり前と思わない柔軟で、広い視点を持つことが面白いと思います。

どうやってそのブルーオーシャンを見つけるかですが、以下のように視点を変えます。

①業界内のライバル⇒顧客にとっては、当社製品は代替品も含めたへ購入の選択肢の一つであるため、代替品へ視点を向ける

②似ている戦略グループ⇒似ていない戦略グループへ

③購入意思決定者⇒最終消費者等も含める

④当社製品⇒当社製品の補完製品も含める

⑤機能(感性)重視⇒感性(機能)重視
例QBハウス 感性志向は無駄な事をやりすぎる傾向がある。⇒機能志向に切り替え無駄を省く

⑥過去の出来事⇒トレンドの予測

ご興味がある方は、面白いと思うので、是非購入されて読まれてみて下さい。

福岡の税理士 佐藤修一公認会計士事務所